露助

kindle

Amazonの出している電子書籍リーダーのkindleを買った。これより軽いSONYのリーダーも悪くなかったのだが、バックライトがあるという点が良いのと、iPadでkindleアプリを使っていたので、データが共有できるようにこれにした。kindleは初期型の頃から、流通用のダンボール梱包がそのままパッケージになっていていさぎよい…。朝、注文しその日のうちに届いた。

無料の青空文庫書籍を1冊、読んでみた。なんとなく目について、読んだことのなかった小林多喜二「蟹工船」を読んでみた。極寒のカムチャッカにてカニを獲りながらカニ缶を作る工船で、雇用者からの人外の扱いに耐え続けた労働者がストライキを起こす話。後半の、労働者の怒りがうねるように高まっていくあたりの緊張感は面白かった。iPadなどで読むときに比べ、本体が小さく軽く、格段に読みやすくていい。高解像度になったとはいえ、明朝体で読むと若干文字のカスレが気になるが、ゴシック体に変えるとそれほど気にならない。本が閉じるのを押さえ込んでいなくて良いので、変な姿勢でも読みやすくてすばらしいと思った。だいたい、自分は布団で本を読んでいるのだが、すぐ体が痛くなってくるので、姿勢を何度も変え、読み終わる頃には相当なアクロバティックな姿勢になっていることも多いので、kindleは便利だ。

ただ漫画をこれで表示すると、解像度の関係か、スクリーントーンのところにモアレができてしまうのが少し気になった。

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