月別アーカイブ: 2013年11月

Crystal palace

美術館に行こうと思ったが、ちょっと催し物を勘違いしていて、急遽取りやめてロンドン南部の街に出かけてみる。先日、W氏にフィガロジャパンのロンドン特集号をもらったため、そこに載っていたところに適当に行ってみた。

BrixtonにあるBrixton Villageというアーケード街。しゃれた感じの小さいカフェとかレストランと、中東系の食料品店が混在している雑多なアーケード街で、小さいが面白みはあった。これだけのためにわざわざ来るほどでは、無かったように感じられたが…

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さらに南下しCrystal PalaceのCrystal palace warehouseというアンティーク屋へ足を運んでみた。家具を中心とした品揃えの結構な規模の店で、地下1階から3階まであった。お客さんもたくさん居た。

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子供用の椅子。おそらく幼稚園などの学校系施設で使われていたものではないかと推測する。どこか他でも同じようなものを見たことがある気がする。鉄パイプを一回まげて、溶接しただけの工業的な足が悪くない。ひとつ12ポンドから15ポンドくらいで、安い気がした。_DSC8560-

チェコ製のPragotronというメーカーの1940年代の時計。やけにボリュームのあるフレームと、数字の字形がいい気がした。あらためて写真で見ると針の形状も悪くない…。

_DSC8550-Otl Aicherのミュンヘンオリンピックのポスターの現物も数枚あった。

全て見ただけで購入はしていない。今はものを増やすより減らしたい。

Crystal palace駅周辺は落ち着いた雰囲気で悪くない街だった。

RM Hubbert

午前中、家の大家さんが来て少し雨漏りしている箇所のチェックをしていった。

午後から夕方までずっとバンドの練習をする。

夜はDalstonにあるVortexというジャズのライブハウスに行ってみた。以前、S氏の友人Sp氏が勧めていたライブハウスで、ジャズにあまり興味は無いが、今日の演奏者が、MOGWAIやGODSPEED YOU!BLACK EMPERORなどの自分が好きなバンドのサポートをやっていたフラメンコギターの人だったので、聴いてみたく、行ってみた。_DSC8521- _DSC8527-

前座のALEXIS TAYLORという人。どの曲もとにかく、終わり方が唐突という特徴があった。終わりそうも無いところでプツッと終わるので、最初、何かトラブルでもあったのかと思ったが、どの曲もそうだったのでそういう音楽らしい。_DSC8539-メインのRM Hubbert。グラスゴーの出身らしくアルバムもChemical Undergroundレーベルから出している。この人は演奏している時間より、曲間にしゃべっている時間のほうが長く、さまざまな小話で聴衆の笑いをかなり取っていた。本人もそちらのほうに気合いを入れているような雰囲気すらあった。自分には、喋りが早すぎて何を言っているのか全く分からなかった。曲はしゃべりのおまけのような感じでさらっとやっていたが、寂しい感じの旋律のフラメンコギターで割と良かった。

Vortexの空間自体は、こじんまりしていて落ち着く雰囲気で、とても良かった。営利目的でなく、多くのボランティア達の手によって運営されているらしい。

意味

夜まで作業。それでも今週の他の日よりは早く帰路についたが、道路が稀に見る大渋滞で、45分くらいの道を3時間近くかかって帰宅。

途中、あまりに車が動かないので発狂したらしい斜め前の車のドライバーが、ドアを開けて車の外に出て、30秒くらい頭を振りながら踊り回り、また車の中に戻っていった。不思議な光景だった。ちなみに1度ならず2度やっていた。それくらい車が動かなかった。空腹感がすごかった。

detour

また深夜まで作業。出前一丁が活躍している。

帰宅時、いつも使う道路が謎の封鎖で通れず、迂回路で帰宅する。たぶん時間にしたら20分くらい所要時間が増えただけだと思うが、疲れが3倍くらいになった気がした。

Juana Molina

仕事を早めに切り上げて、Juana Molinaのライブを観るためにロンドン市内へ向かう。W氏からチケットを分けていただいたもの。渋滞で、W氏との待ち合わせにかなり遅れてしまったが、開場時間と開演時間にかなりの開きがあり、ライブの開始時間が遅かったようで、結果的には間に合った。

会場はSt.Gilesという歴史ある教会で、雰囲気が非常によく、ライブが始まる前から既に来て良かったと思えるような空気がかもしだされていた。

DSC_0479Juana Molinaを観るのは何年か前に恵比寿リキッドルームで観て以来だったが、今回のライブは会場の良さもあってか、印象としては前回より遥かに良く、ループエフェクターを多用した一人即興多重録音のスタイルは、さらに自由に面白そうな感じになっていた。曲自体はすでに一度作られたもののはずなのに、それをなぞったり再現したりしている感じが一切しなくて、自由だった。自分が月曜にやっていたバンド練習はスポーツと同じで、反復練習によって、動きの精度をどれだけ上げて再現度のブレを減らしていけるかという作業に他ならないと思うけれど、そういう堅さのない、素晴らしい音楽だった。スポーツ的音楽は、それはそれでよいし、それをずっとやっていると自由な感じにもなったりするので、別に非難するつもりはないが…。

チケットを分けてくれたW氏に多大な感謝しつつ、家まで送っていき、帰路についた。

会場近くに停めておいた車は、駐禁違反をとられており、65ポンドもの大金を払わねばならなかった…。駐車可能時間を見誤っていた。

スタビロ

火曜。また、深夜まで作業をする。。

DSC08509-作業中に使っていたSTABILOの鉛筆の端部を見て、ふと違和感をおぼえた。普通の鉛筆なら断面に黒鉛が露出しているはずだが、それがない。鉛筆は金太郎あめのように、長い一本の棒を分割して作っているような気がしていたが、よく考えてみるとそういう製法ではなかったようで、このような断面もありうることがわかった。。

 

月曜

慌ただしい週の始まりになる。

今日はバンドの練習が入っていたので、作業が全く終わっていなかったが、9時くらいで切り上げて練習に向かった。淡々と練習し、深夜に帰宅した。この練習も仕事のように感じる。自分の感覚が狂っているのか…良くわからない。

rubbish

午前中、髪を切りに行く。午後、折り畳みの自転車を買いにwimbledonまで行ったが、目星をつけたセール品のものの在庫が無くとぼとぼと帰宅する。その後は、本等読んで過ごした。自転車はあると便利だと思ったが、無ければ無いで別に問題ないような気もする。街が徐々にクリスマス風の装いになってきている。生活習慣は意識しない限り変わらず、こちらでもやはりテレビを殆ど見ていない。ニュースも全く見ていないので、この国や他の国で何が起こっているのか、全く知らない。気づけば日本にいたときと同じように、また淡々と仕事に行って帰るだけで、社会的に閉じてしまっていた。テレビのニュースもちゃんと見た方が良いだろう。でもこれでまた、やらなければならないことが増えて気持ちの負担が増える。あれもこれもやらなければと、自分で自分の負担を増やして、結局出来ず、いつまでも自分でかけた負荷が減ることはない…。それが最終的には、全てが面倒くさいという気持ちを誘発していく。

花火

午前中は洗濯、掃除等と読書などをして過ごし、昼はハイストリートのほうに出てパブにてピザを食べた。昨日の夜もピザだったのに連続でピザになってしまった。ひとりで食べるには量が多すぎて腹痛になった。

夜にbattersea parkでガイ・ホークスナイト関連で花火大会があるというので行ってみた。こちらでは花火は夏のものではなく冬のもののようだ。公園内に入るには事前にチケットを購入している必要があったが、買っていなかったので周辺の橋のあたりから見ることにした。

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アルバート・ブリッジ越しに花火を見る。

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撮影にいそしむ人々…。

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橋の上は車が通れないように封鎖されており、多くの人が集まっていた。

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花火は8時少し過ぎに始まり、30分弱ですぐに終わった。日本の隅田川花火大会などは、花火自身の生み出す煙幕で花火が見えなくなる程、打ちまくる過剰の美学があるが、こちらのものは玉数も少なく、以外とあっさりしていた。スターマインと呼べるようなものもなかったと思う。食べ物の屋台等も、公園内にはあったのかもしれないが、路上では無いに等しく、全てがあっさりしているように見えた…。

この季節は、そこら中で花火がドコドコ上がっており、今日もこのバタシーパーク以外の方向からも多くの破裂音が聞こえた。住宅地の小さな公園でも、何者か若い連中がロケット花火風なものを叫びながら発射していた。

10kmくらいの距離をずっと歩いて移動していたので、やや体が冷えた。

変化がないまま

夜、会社の同僚の方と飲みに出かける。ピザ屋に行きピザを食べつつビールを飲んだ。あまり量は飲めないが、疲れていたせいか、最初の一口めは久しぶりにおいしく感じられた。ピザもおいしかった。もろもろ話をし、解散した。渡英して早くも5ヶ月が経過してしまった。あまりにも時が経つのが早い…。

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