月別アーカイブ: 2013年12月

技術

スーパーに寄って帰宅。安かったので、骨無しと間違えて骨付きのラム肉を買ってしまい失敗したなと思ったがとりあえず低温に移行。その間に別な肉を焼いて食べた。低温肉は明日の食事となる予定…。

reason

日曜。別途やらなければならない作業があったので、昼頃から作業を開始。気づくと夜になっており、一日が終了した。ヨコの部屋の人が、何か歌っているのが聞こえた。

Mira Schendel

朝、大家さんが業者を伴って、天井の雨漏り箇所の調査に来ることになっていたので、やや早起きして待っていた。壁や天井を見ながら修理方法などを大家さんと話していた。修理業者のかたが、「水は自在に形を変える」「水は高いところから低いところへしか流れない」「一見、完璧に見えても水はわずかな隙間でも漏れだす」「水は長い時間をかけて石を削る」などと言っていて、何となく、ことわざ、格言の類で聞いたことがあるような気がして、意味なく哲学的な空気が発生していた。

午後からTate Modernに出かけ、Paul Klee展、およびMira Schendel展を観た。どちらもかなりのボリュームで見応えがあった。クレー展のほうは作品を時系列順に紹介しつつも、グラデーション、記号表現、点描表現、など、それぞれひとつずつの形態生成のシステムにフォーカスを当てていて、分かりやすかった。Mira Shendelは知らなかったけれど、ブラジルのミニマル・アートの巨匠らしく、特に文字を絵画的に扱ったものが面白くて、透明アクリルの両面に、文字らしきものをびっしり書き連ねた半透明のライスペーパーを張り合わせてコラージュした作品は鮮烈な感じがした。ちゃんと調べていないが、コンクリート・ポエトリー運動とも連動していたのかもしれない。

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増築工事中のTate modern…。

更にDesign Museumに移動し、ファッションデザイナーのPaul Smithの展示を観る。ポール・スミスの初期のスタジオが再現されていたり、氏が集めた写真や絵画の類が大量に壁に貼られていたりして、完成物としてシャツやジャケットなどを展示するのではなくて、それが生まれる背景を紹介する感じの展示だった…。

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展示を3つも連続で見たので、疲れて帰宅。近所の中華料理店でチャーハン等をテイクアウトして夕飯とした。何かがだるくてやる気が起きない…。

シーサイド

勤務後、火曜に行われた忘年会の打ち上げ会に参加する。たまたま会場が自宅近くの日本料理屋だった。

webニュースで、文化庁メディア芸術祭の受賞作が決まりどうのこうのという記事を見た。マンガ部門の受賞作で何か読んでみるかと思って、石黒正数「それでも町は廻っている」をkindle買いした。異常に面白く、一気に8巻まで読んで、読み終えたそばから再読に入ってしまい就寝が大分遅くなった。「外天楼」という同じ作者のミステリ短編集のような作品も読んだがこれも非常によかった。

表紙が、メイド風の少女の絵がバンと出ているものなので、勝手に内容を誤解してしまっていたが、話もさることながら絵も、アナログな感じのある線で好きな感じだった。

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チムカムレイン

今日はオフィスに行かず、ロンドン市内のいくつかの店をマーケティングのかたと共に回っていた。

夜、Linda Parhacsのライブを観にCamden townのCecil Sharp Houseというところへ行った。開演まで少し時間があったので駅そばにあったラーメン屋らしきところに入る。インスタントラーメンのような味で、不味くはないが値段は高く感じた。また、看板には平堂ラーメンとあったのに、店内のナプキンには平堂カフェと書かれていて一貫性がなかった。(さらに英語名称はBento Ramenと読む。)

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開演少し前にW氏と落ち合い、会場内へと入った。_DSC8912 _DSC8916開場がダンスホールというか体育館のような雰囲気の大空間で、チープなクリスマスの飾り付けなどが施されており、非常によい雰囲気だった。Linda Perhacs氏はアシッド・フォークの伝説的な女性ミュージシャンのひとりで、今から40年以上まえ、1970年にたった1枚だけ「Parallelograms(平行四辺形)」という割とよい名前をもつ非常に良いアルバムを出したのみで、その後は音楽を辞め歯医者として暮らしていた人物。何故か来年、突如として44年ぶりのアルバムを出すらしく、今回のライブもその一環で企画されたようだ。本人はピンク色のセーターを着て登場し、サポートメンバーとともに、新曲含むセットリストで1時間ほどのライブを行った。やはり声の感じなどに陰りが感じられたものの、面白かった。サポートメンバーそれぞれのソロ曲の演奏もあったが、あまりLinda Perhacs氏との関連が感じられない音楽性で、この人たちがどのように集まって、44年ぶりのアルバム発表という現在に至っているのか不思議ではあり、わずかながら、邪推を誘う後味がのこった。。

Jun Miyake

帰宅。今日はあまり口を開くことが無かったが、最近、「〜のはずだったのだが、」という言葉を遣い過ぎている気がする。

少し前、Ss氏が来英していたときに行ったRough Trade EASTの新譜紹介チラシのようなものに、Jun Miyakeの新譜が9月に出ていた旨が載っていたので、聴いてみたが、非常に良かった。この人の音楽は、一昨年前に舞踏家ピナ・バウシュのドキュメンタリー3D映画「Pina 踊り続けるいのち」を観た際に良いなと思ったのが出会いで、その流れで昨年6月に新宿で行われたトリビュートコンサートにも足を運び、生演奏も聴いた。ややノイズの載ったエレピの音がよい感じだった。今回のアルバムにも時折、そんな音が入っている。

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忘年会

勤務をやや早めに切り上げて忘年会の準備に向かう。準備の甲斐あってか、忘年会は結構盛り上がっていたようだ。いままで練習していたバンド演奏も滞りなく終了した。

87ペンス

帰宅。すぐに就寝する。作業がきつければきつい程、人が成長するという考えを持っている人がたまにおり(特に若い人に多いようだ)、それが正しいのか正しくないのか、知らないが、個人的な感覚では、作業の精神的負担と能力の成長度合いの間に因果関係はない。

だいたい毎朝、社食で食べてるトーストの朝食がおいしいので、夜になると明日朝のトーストが楽しみになるという現象が発生してきている。ちなみに会社のトーストは何の変哲も無い普通のパンで、特別な何かがあるわけではなく、単にトーストという食べ物自体の完成度が高すぎるだけだとは思う。