同僚の方の送別会があった。人が動いていく。
2015-07-05-日曜日
終わり
日曜。作業などしていた。今朝は少し走りに出ようと思ったが、思っただけで終わった。外はずいぶんと暑くなり、この部屋も窓を開けないと空気が重く感じるようになった。この部屋で体験する夏も、秋も、冬も今回限りとなるので、どんどん色々なものが終わっていく感じがする。始まっているものもあるのだろうが、目に入らない。多くのものが終わっていくように感じる。それに対して、悲しいとかどうとかいう感じもない。
2015-07-04-土曜日
終わり
BartlettとAA school(ともにロンドンにある有名な建築専門大学)のSummer showを観に行った。
Bartlettのほうは、一般的な期待を裏切らないゴリゴリとしたデコンストラクションの激しい造形物だらけだった。シンプルなものは一切見当たらないといっていい程、すべての作品が複雑化の一途をたどっていて、飽和に飽和を入れ子していくようなカオスさがあり、それが心地よくはあった。ただ建物としての実直さというか、空間そのものに対しての表現には、あまり関心がないのだろうとは思った。全体的に異常に装飾がつよく、独自の文脈で繋げまくった様々なモチーフ、歴史や社会状況などの物語の集積として、強引に造形化しているので、ある意味では情報化されきっていて、その態度はとても明快だった。もちろん内容は全て、よく分からなかったのだが、内容はもとよりあまり関係なく、態度の表明が目的なのだろうと思った。
図面やパース図などは、3Dモデルの新しいシェーディング方法の展覧会ともいうような感じになっていた…。
その後、AA schoolのほうにも行った。Bartlettのほうはフィクションっぽく、AA schoolのほうはドキュメンタリーっぽい感じがした。どちらにしても何らかの物語を話そうとしている点では似通っている気がした。一般的に、デザインと呼ばれるようなものは何かしら問題を解決しようとするものが多く、(現代)アートと呼ばれるようなものは問題を提起しようとするものが多いと言われている。これらの設計作品群はそのどちらでもなく、ただ何か物語を作ろうとしていたように、見えた…。
2015-07-02-木曜日
終わり
今日はかつての同僚で、現在はスウェーデンで働いている人が久しぶりにロンドンに帰ってくるというので、職場の人々と集まった。数人の小さな会だったが、これは割と気心も知れた人々だったので、言葉がやはりまだ部分的に辛いところがあるにせよ、楽しい会だった。ブルガリア人のかたが一人おり、その人からブルガリア式のいくつかの文化を教わった。(机の叩き方など。ブルガリアでは通常の会話でドンドンと机に拳を打ち下ろすことはよくやるという。)
2015-07-01-水曜日
終わり
今週末で会社を去る同僚のお別れ飲み会のようなものに参加した。いわゆるイギリス式の飲み会でほとんど何も食べずにひたすらビール等を飲み、おしゃべりをし続けるというタイプのもので、正直なところ会話も砕けてくると殆ど分からなく、やや辛かった。とはいえ、その去る同僚にはさよならを言えたので良かったと思う。
2015-06-28-日曜日
Scotland 03
3日目は、マッキントッシュがインテリアを設計したWillow Tea Roomを見た。ここも全体的に規律を感じる縦長のストライプと、格子と、薄い紫色のアクセントの配色が明快で、面白かった。
この日は自分は夕方から別な用事があったため、午前中にここ一軒を見たのみで、S氏と別れて先にロンドンに帰った。
夕方からの用事というのはMOGWAIプロデュースによる連続ライブのひとつ、TORTOISEおよびGZAのライブを観に行くというもので、連日動いていて、疲れていて気力が失われつつあったのだが、せっかくなので行った。
TORTOISEは初めて見たのだが、なんというか音が変で、主旋律を出している楽器が殆ど聞こえなかったり、ギターがズレて?聞こえたりして、本当はこんな感じじゃないのだろうなと、思った…。正直、自分は音楽的な演奏技術がどうこうという事はあまり判別ができないのだが、Tortoiseのようなバンドはリズムがカッチリしていて、そのピタッと符丁があっている感じが魅力的でもあるので、特に音の変なバランスが気になってしまった。ドラムセット二台によるドコドコとした強いリズムは気持ちがよかったのだが…。また今度は別な場所で見てみたい。
GZAもその流れで、音が変で何かあまりよく聞こえず、もしかして自分の耳が変で、終わっているのだろうかと疑い始めていた頃、隣で見ていた男が、音がひどくて何言ってるか分からない!、と叫び始め、そのまま音響の人のところに詰め寄って、どうにかしろと喚いていたので、そう感じていたのは自分だけではなかったのだと分かった。
何か、あまり楽しめる感じでもなかったので、せっかくなのだが途中で帰路に着いた…。
2015-06-27-土曜日
Scotland 02
理由は知らないが、この時期のグラスゴーは何故か宿が異常な値段になっていたので、昨夜はAirbnb(という一般人の家の空き部屋を安く旅行者に貸し出すサービス)を使って、グラスゴー市内から15分ほど離れた、とある人の家の空き部屋を予約していた。その人とは昨夜、駅で落ち合って鍵を受け取り、簡単に家の説明を受けて別れた。我々は2泊させてもらったのだが、結局、その人はその間、もろもろ用事もあったようで家に帰ってきておらず、我々の貸切のような形になった。
この日は郊外のHelensburgという海辺の町まで電車で行き、マッキントッシュの最高傑作と言われているヒルハウスを見にいった。

ここも内部は撮影禁止だったので、写真がない。
外観は正直、特別なところは何もない建物なので、内部写真がないと魅力が全く伝わらないのだが、内部は家具から壁紙から、全体の空間装飾がすべてマッキントッシュの手によるもので、丁寧に律されたプロポーションと色彩がかなりよい感じだった。
実際、マッキントッシュの造形は、有名なハイバックチェアに代表されるように、ちょっと異様に縦長で、全体的に重心が上に寄っていて、ある意味バランスが変なのだが、それが逆に非常に特徴的になっている。格子とストライプが主な造形要素なので、シンプルなのだが、プロポーションの取り方にマッキントッシュの独自性があって、プロポーションでキャラクターを際立たせるというのは、単純なだけに相当に難しいと思われるので、やはり歴史的な巨匠とされる凄みは十分にあった。
その後グラスゴー市内に移動し、予約してあったグラスゴー芸術大学の建物案内ツアーに参加した。ここの校舎もマッキントッシュの代表作だったのだが、昨年火事で半分が消失し、いまも修復中なので中に入ることはできなかった。
このツアーでは、マッキントッシュとは関係ないのだが、スティーブン・ホールの設計のReid buildingという校舎も見学することが出来、これが爽やかな建物で非常に良かった。
特に建物を貫いている何本かのバズーカのような上下方向への抜けが気持ち良かった。
その後もいくつか市内のマッキントッシュの建物を見て、宿に戻った。まだ外がだいぶ明るかったので、小一時間ほど散歩をした。
初日、この宿のある町に着いた時は、いきなり完全に薬などでキマっている感じのフラフラした若い男が、まっすぐ歩けずにフェンスなどにぶつかりながら徘徊している様を目にし、やばい町だと思ってしまっていたが、散歩をしてみると、以外とそうでもなさそうな感じだったことが分かった。とはいえグラスゴーは全体的に危ない感じがしたことも事実ではあった。
2015-06-26-金曜日
Scotland 01
S氏が日本よりやってきており、スコットランドへいくつかの建物を見に行った。今日はエジンバラにて、Enric Miralles設計のスコットランド議事堂を見た。エジンバラは昨年5月に両親と共に来て以来、2回目の訪問になるが、前回はこの建物のことは知らなかった。
事前に見学ツアーを申し込んでおり、係りの人が1時間ほど、内部を案内してくれた。写真撮影は一部を除いて禁止だったので、あまり写真がないのだが、激しくカーブを描くコンクリートと、直線的で太い木材がゴツゴツと絡むかなり強い造形で、非常に良かった。見たことのないような異常な形状が随所に見られたのだが、それを、係りの人が逐一、全体の平面プランのコンセプトは木と枝と葉っぱのような形をしており、スコットランドの豊かな自然を象徴しているとか、内部空間に見られた激しく波打つ形は、船や海のモチーフで栄華を支えた海洋産業を表現しているとか、スコットランド国旗を模した十字形のエレメントだとか、建物に使われている4つの代表的な素材はそれぞれスコットランド北部、南部、西部、東部を代表する素材が使われているとか、議会の透明性を表現するガラス張りの会議室だとか、すべての形状がスコットランドの歴史や文化をソースにしたものであることを嬉しそうに説明していた。
それらの説明だけ聞いたのであれば、面白みのない説法のような建物を想像したかもしれないが、造形力が明らかに突出しており、それらのソースは言われなければ全くそれとは分からないくらいに芸術的に建物に取り込まれていた。何というか、説明を聞いていると、議会の要望や、市民の声、有力者のたわごとなど、全て呑んで強引に造形化して建物に取り込んでいったのではと思われるくらいシンボル図形の数が多く、またそれぞれが反復されて使われているので、建物の表情は一貫せずかなり複雑な感じになっているのだが、それでもそれらの強烈な摩擦を一箇所にグワッとまとめているので、非常に強烈な感じがしてよい。なんとなく曖昧な状態をキープしつつ、ひとつの場所として形に仕上がっていてすごい。
議事堂のすぐ裏手にあった山に登り、エジンバラの町などを見渡し、少々市内を散策したのち、鉄道に乗ってグラスゴーに移動した。
2015-06-24-水曜日
カレー屋 MOGMOG
CamdenのRoundhouseにMOGWAIを観に行った。この1週間はモグワイ活動20周年を記念した連続的なイベントがあり、オール・トゥモーズ・パーティーの主催でモグワイと関連のある様々なバンドが演奏を行う。
今回のモグワイも良かったのだが、毎回のように音が異常にでかいので耳鳴りが止まらなくなった。今回、個人的にモグワイの曲中でも特に好んで聴いている「2 rights make 1 wrong」が演奏されたので満足だった。最後にアンコールとして行われたMy Father, My Kingも安定して良かった。
2015-06-21-日曜日
終わり 02
1日が終わり、明日からまた月曜に戻る。始まるというより戻るという感じがする。まだ外は少しだけ寒く、半袖一枚だとやや心もとない。他にやるべきことがあったのだが、放っておき、昨日に引き続きプログラムを書いていた。

ここまで、塗りを解釈し直すというか面的なアプローチで画面を再構成していたが、影、輪郭線を簡易的に検出することができたので、それを使って線的な要素を加えた。同時に、塗り残しなどを意図的に発生させるやりかたを試していた。
まだ少し単調な気がする。与えている入力ソースが実写なので、あたりまえなのだが、正確すぎて、やや息苦しい。表情も、物も、もう少し歪むといい。そちらのほうがきれいに見えるだろう。































