倫理

スーパーに寄って帰宅。今日もまたサバ缶を複数購入していたところ、隣にSPAM缶が置いてあり、食べたことが無かったので購入した。SPAMはソーセージの内容物を缶に詰めて固めたような製品。缶から出して5mm厚ほどに切り分け、焼いて食べてみたが尋常でない塩味で、一気にひと缶食べられるようなものでないことが分かった。

SPAMWIkipediaによるとハワイにはSPAM musubiというものがあるらしく、かなりポピュラーなものらしい。強烈な塩味を中和するために、米と合わせるのは理にかなっていると思われる。焼いて食べきれなかったスパムが何切れも残っているので、明日はこれを作成してみることにしようと思う。

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ヒントをくれ

作業とその他で一日を終えた。殆ど布団の上にいたといって良い…。渡英した際から、IKEA製のラップトップサポートと呼ばれるアイテムを常用している。下記のようなクッションとデスクが融合したような、廃人向けの商品で、10ポンドくらいした。画像のイスをベッドに置き換えると自分の休日の過ごし方になる。柄はこの写真のように派手な物ではない。

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Google translate

Google translateの大規模なアップデートがあったことを同僚氏から教えていただいた。(紹介記事:Gizmodo)Googleが以前に買収したWorld Lensの技術を使った、カメラを介して見た風景に映る外国語をリアルタイムで翻訳してくれる機能や、音声認識技術の向上にともなうリアルタイム会話翻訳などの機能がかなり向上したようだ。複数の同僚氏とともに昼食時に日本語、英語、ドイツ語、イタリア語などで実際に試してみたところ、もちろん完璧にはかなり遠いが、大まかに意味を伝えるというレベルでは全く問題ない精度があり、驚いた。おそらくこれらの技術が今後、Google glassや、小型イヤーピースなどに搭載されていくのだろう。

膨大な努力をともなって習得した特殊な何かをもつ能力者が、テクノロジの力によって一気に置き換えられ、一般化されていくのは避けることができない。(厳密には、そのような能力者は、その能力を習得する過程で、それ意外の関連能力や、その他の精神的な成長を遂げるケースが大半だと思うので、もちろん完全にその努力が無に帰るわけではない…。)自分がいま持っている多少の能力がなんらかあったとしても、いずれ何ひとつ特別なものでなくなるのだろうが、自分がそのようにサクサクと交換できる軽いものになることを想像すると少し心が軽くなる心地がする。

日曜

先日、水が階下に漏っていたらしく、修理された風呂場の状態を見に、大家氏がやってきた。パッと見て、すぐ帰っていった。

咳は夜になる頃には完全に出なくなっていて、治った。風邪の咳とは全く別に、何もしていないときに自分の唾液で自分でむせるという、加齢による咳はやはり時折、ある。

土日は完全に外に出ず、静養と自分の作業などしていただけだが、それについて特にどうこう思うことも無くなってきた。むしろこのような平穏をどのように他の日にも拡大できるかという事のほうが関心がある。人は基本的には他者と関わることで自己確認ができるようなつくりになっているが、他者とうまく関わることの出来ない場合は自意識を加速させるほかない。

咳が全然、止まらないので、今週末の土日は完全に家に居ることにした。体調は全く問題なく、何のだるさも、熱もないが、ただ咳だけが出る。マスクをしてノドの湿度を保つようにし、あとはほとんど、寝るか何か読むかしていた。

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月曜

早朝、フェリーが港に着き、そこから直で会社へと出社した。いつもと変わらない時間に到着した。

やはり咳が止まらないので、帰宅後は静養した。

Mont Saint Michel

昨夜は風邪のため熱が凄まじく出たが、今朝は多少、良くなっていた。咳だけはかなり出る。

今回の旅の見所の一つであるMont Saint Michelに行った。山頂の修道院は、今日はたまたま無料で入れる日だった。島の雰囲気、修道院の入り組んだ高低差のある内部空間など、見ごたえがあり良かったが、体調の悪さもあってか全体的に記憶がぼやけており、写真も殆ど残っていない。それでもここは行って良かったと思える空間だった。
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山の周辺の干潟は多くの工事用重機が来ており、何か知らないがもろもろ工事をしていた。おそらく冬場はメインの観光時期ではないために、ある程度メンテナンスを集中してこの時期にやるのだろう。

_DSC0261のちに、ここに行ったことをフランス人同僚氏に話したら、「自分は行ったことが無いが、あそこが日本人にとにかく人気が高いのは知ってる」と言っていた。確かにモンサンミシェル内のレストランのメニューは、フランス語、英語、日本語の3言語で書かれていた。

前にイギリスのコッツウォルズのLower Slaughterという村に行ったときに、そこの水車博物館の受付の人が、昔は日本人がたくさん来たから日本語を覚えたのに、いまは全然来なくなってしまって、代わりにぽつぽつ中国人が来始めたので中国語を学んでいる、と言っていたのが思い出された。これはどこの観光地でもよく聞く珍しくない話で、個人的にはどうでもよかったが、この時の「日本語を覚えた」というのが、「アリガトウ」「コンニチハ」「サヨウナラ」あたりの3−5種類の単語を覚えたことを指しており、その言い切りの自信の持ちようのほうが興味深く、清々しいものがあった。

その後、またカーフェリーに乗ってイギリスに戻るためOuistrehamの港に行った。帰りのフェリーは夜の便を取ったため、船室で休んで、朝にはイギリスのPortsmouthに到着した。

Honfleur, Trouville

昨日、Honfleurに到着したのはすでに日が沈んだ後だったため、今日改めて町を散策した。昨日は、イギリスよりずいぶん暖かいと思った気候だが、今日は雨が降っており、非常に寒かった。

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基本的に、冬場は観光についてあまりやる気を出していないようで、この町にあるほとんどの美術館類は閉館していた。一応、観光案内所は空いており、地図を渡されていくつか主要な教会や公園等を教えてもらった。

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もらった地図の中に、何か良くわからない水路が入り組んで走っている公園が記されており、一応行ってみたが、そこには傘の下でうずくまって力なく笑っている謎の像があるのみで、意味が分からなかった。

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犬の後始末の看板に書かれている犬が、やはりどことなくフランス的な洒脱な雰囲気を出しているような気がした。何故、2匹描かれているのかは知らない。

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この町は作曲家のサティが生まれた町としても知られており、その生家が残されて博物館になっているのだが、そこも閉館していた。閉館していることは事前に調べて知っていたので、特に心的ダメージを負うことはないと思っていたが、やはり実際に入れないとなると悲しいものがあった。敷地内には、スピーカーからサティの曲のCDがループで流れており、そのとってつけたような安さは面白かった。洋梨のマークは、サティの楽曲「梨の形をした3つの小曲」によるものとのこと…。サティの曲名は「犬のためのだらしない前奏曲」「胎児の干物」「スポーツと気晴らし」「不愉快な概要」など、秀逸なものが多い。梨のやつも、3つの小曲と言っておきながら全7曲からなるというあたりもキレがよい。

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午後はTrouvilleという町に移動した。ここはポスター作家として著名な画家のサヴィニャックが晩年を過ごした町として知られており、また町もそれを一大観光資源にしており、サヴィニャックの残した看板が町のあちこちに残っている。観光案内所には日本語の解説付きマップがあった。雨が強く降っているのと、寒いのとで大変だったが、それを見ながら、見られるだけ町を回った。

_DSC0202 _DSC0205 _DSC0208 _DSC0212 _DSC0214 _DSC0215 _DSC0220 _DSC0224 _DSC0226 _DSC0229 _DSC0230サヴィニャック美術館は開館しており、そこではいくつもの原画を見ることが出来た。サヴィニャックは全体的にざっくりしているのに、色が明快で強くて、キャラクターの造形力が高くて良い…。

宿までさらに2時間ほど、西へ移動した。寒さのせいか体調を急激に崩し、フラフラとし始めたため、宿で早めに休んだ。