踊り子

夜、任期を終えて帰国することとなった同じ部署の先輩氏の送別会が開かれる。短い時間だったが、お世話になり、2度ほど家にもお邪魔させてもらった。お子さんも人見知りをしない活発な良い子で、まだ幼いのに車に詳しく、もろもろ教えてもらったこともあった。明日の便で日本に帰るという。もうオフィスにこないのだと思うと、変な感じがする。一次会を自分の家の近所のパブで、その後場所をうちに移してもう少しだけ飲んで、別れた。。皆が2年ないし3年という限られた時間を少しずつオーバーラップさせながら、ここで生活し、やがて終わりが来てどこかに去っていく。皆で一斉にスタートし、皆で一緒に終わるのでなく、それぞれがバラバラに集まり、ある一時を共有し、またバラバラにひとりずつ消えて行くということに、なぜか美しさを感じる…。

ラム

スーパーに寄って帰宅。日本のスーパーではあまり見ないサイズの肉塊が平然と売られている状況を毎回見るせいで、肉に対する関心が出てきてしまったのかもしれない。

今日は割と作業がはかどった。

肉の話ばかり…

やや遅くなり帰宅。意味なく再度、肉の低温調理を試みる。10ポンド程で調理用温度計を入手したので、正確に温度をコントロールできるようになった。68度くらいの湯にジップロックに入れた鶏肉を沈め、魔法瓶ナベに入れて2時間放置した。今回はある程度成功した気がする。確かにパサパサ感はなくなったような気がするが、生じゃないかと感じる箇所もあり、一抹の不安が残る。「肉 低温調理」などでググると、多くの成功者が、その美味さを絶賛する記事を書いているが、今回のは特筆すべき味になったかというと、そうでもなかった気がする。ただ放置していて完成するというのは、面倒くさがりな自分にとっては、非常に良い。

熟成させた肉

勤務後、会社のかたがたと自宅付近のパブにて食事。もろもろ話をして過ごす。エイジドビーフとかいう熟成させた肉を食べた。味はおいしかったが、普通の肉と何が違うのか良くわからなかった。

ナッツ

休んでいた間のメールチェックと作業をこつこつとやる。夜遅く帰宅。最近、購買で売っている、ピーナッツにホワイトチョコレートとヨーグルトを混ぜたものをコーティングしたような食品がおいしく感じられる。夕食は出前一丁になった。

低温

午前中はだらだらとブログを書いたり寝たりして過ごしていた。夕方に肉を低温調理してみようと思い牛肉を購入、適当にジップロックに入れ、熱湯に沈めて、日本に居たときに購入したシャトルシェフという名称の魔法瓶の鍋みたいなものに入れて3時間ほど放置した。温度が高すぎたようで、肉汁が全て出尽くして全ての肉がパサパサになっていて失敗した。3時間も待ったにも関わらず失敗したショックで、代わりにチョコバー等を大量に食べる。

UNIVERSAL EVERYTHING

Science museumで行われているUNIVERSAL EVERYTHINGの展示を見に行く。制作者のMatt pykeの講演会があるとの事だったので、それも聞きに行った。殆ど聞き取れなかったが、映像は非常に美しかった。

_DSC9309 _DSC9313 _DSC9327 _DSC9351 _DSC9364 _DSC9365

スマートフォンにアプリケーションをダウンロードし、そのアプリケーション上で何か落書きを描くと、それが太古の海洋生物のような形と動きに変化し、サイエンスミュージアムの会場にプロジェクションされる仕組み。たまたま自分が参加したオブジェクトが1500番というキリ番だった。

_DSC9377

その後、かなりの長距離を歩いて移動する。St.Paul教会のそばの公園では何故か木の幹が全て青色に塗られていた。調べたところによると、The Blue Treeと名付けられた芸術らしい。

_DSC9402

夜はCafe OTOに行って大友良英らのライブを見る。今回はギターでなくプリペアド・ピアノを使用していたが、鍵盤をあまり使わずに、ピアノの弦をE-bow的なもので振動させたり、何か玉のようなものを直でぶつけてノイズを出していた。Rie NakajimaとDaichi Yoshikawaのセッションは、机に無造作に置かれたオブジェクトをぶつけ合ったり、乾電池とモーターを直結させて作られた、回転する棒みたいなものでリズミカルな物音を作ったりしていて見ていて面白かった。

ライブが始まる前に、横にいた人に、急に流暢な日本語で話しかけられ、驚いたが、7年ほど日本に滞在していたことがあるらしいイギリス人の音楽家の人だった。藝大で現代音楽を研究していたらしく、日本のノイズ・ミュージックや音響系に相当、詳しいようだった。音響系はOnkyo-keiとして、海外においてもひとつのジャンルを表す言葉になっているらしかった。

_DSC9406_DSC9408

 

Iceland 3

アイスランド最終日をむかえる。朝食を摂り、一日目に訪れた教会に再度行った。初日は到着時間が遅すぎ、中に入れなかったため。。やはり何か、思い切りが良すぎる形をしている気がして怖い。しかし良くわからないが、芯に響くものがある。

_DSC9252 _DSC9260

このスペースシャトル型のタワーに登ることが出来、上からレイキャビクの街を見渡せる。家々の屋根が割とカラフルで、コロコロとしたサイズ感のせいもあってやはりかわいい感じに見える。

_DSC9265

何となく、カメラに入っているミニチュア風撮影モードを使ってみる。こんな機能があることなど、すっかり忘れていたが、突然思い出した。

_DSC9270 _DSC9272

その後、レイキャビク市内をふらふらと散策した。アイスランドはミュージシャンのBjörkが最大の産業と言われる程、音楽がさかんな街だが、昨今のアイスランド音楽シーンを支えたとされる有名レコード店12 Tonerに行った。Sigur Rósやmúmも良く訪れていたらしい店。入ると、店員にいきなり、良かったらエスプレッソでもいかがかと勧められる程、フレンドリーな感じの店だったが、エスプレッソは断った。昨日、行ったHarpaコンサートホール内にも支店があった。

_DSC9286 _DSC9288

その後さらに昨日、食べたホットドッグ屋を再訪する。丸い感じの鳥が寄って来て、パンの切れ端などを与えた。皆で分け合うと行った精神はみじんも無く、素早さに勝る者が多くを手にしていた。当初、2匹くらいしか居なかったはずだが、気づくと10匹以上がピヨピヨと大量に集まっていた。何も、口にすることができなかった者もいただろう。。

_DSC9294その後、目星をつけていたカフェに行ってこの旅を終えようとしたが、最後の最後でGoogle mapにだまされ、目当ての店にたどり着けずに遠くまで歩かされ、時間切れとなった。検索結果のマーカーが違う場所を差していた。事前に買っておいた信頼と実績のあるガイドブック「ロンリー・プラネット」の地図をきちんとチェックしておくべきだったと反省した。。

近くのパン屋のようなところで簡単に昼食をとり、変な筋肉質の猫のキャラクターが描かれた、「ミロ」のような味のチョコレートミルク的な飲み物等を飲んだ。ホテルに戻り、荷物を回収して空港行きのバスに乗り込んだ。

_DSC9300

あっという間の旅ではあったが、現実離れしたものをいろいろ見られた。広大すぎた自然に飲まれた感じになって、余韻のようなものがいつまでも残った。。帰りの飛行機は窓側の席だったため、離陸してだんだん遠くなって行くアイスランドの土地をずっと見ていた。

Iceland 2

アイスランド2日目。ホテルにて朝食を摂った後、Golden Circleツアーというものに参加。レイキャビク周辺の主要な自然環境の見所をまわるツアー。

最初にÞingvellir National Parkという国立公園を訪れた。素のままの大地が露出している感じで、とにかく今までに感じたことの無いような広さを感じた。この国は、どこに行ってもだいたい地平線か水平線が見えている気がする。残念ながら雨が降っており、やや凍えながら公園内をしばし散策した。_DSC9057 _DSC9061

休憩所でアイスランドの国鳥、パフィンのポストカードなどを見る。良い顔をしている。パフィンという鳥については、パフィンという名前の有名なウェブブラウザがあるので知っていた。Flashに非対応のiOSデバイスからでも無理矢理Flashを動かせるという強烈な機能を有していた。

_DSC9085

各拠点の移動はバスで行った。遠くで地表から煙が噴出しているのを見た。アイスランドは火山国なので、そこかしこから温泉が湧いていて、地熱発電もさかんなようだ。

_DSC9090

牧場では、馬に与える飼い葉を収納している白い袋が点在していた。最初、なんだか分からなかったが、ガイドさんが、牧場内にたくさん見えているのは巨大な白いマシュマロで、馬はそのマシュマロを食べて育ちます、と説明していた。

_DSC9092

その後、黄金の滝と言う名前を持つGullfossという滝に向かった。ここも素晴らしいところで、人生においてこれほど、巨大な滝は見たことが無かったので、思わずおおーと声が何度も出た。人のサイズとの対比が凄い。

_DSC9112 _DSC9134

休憩所で昼食をとる。サーモンベーグルと何らかのキノコのはいったクリームスープを食べた。キノコのスープが非常に美味だった。

_DSC9142

Geysirという、熱湯が地表から吹き出すところに到着。日本で言うところの地獄谷、および間欠泉のたぐいのもの。10分間隔くらいで、20メートル近く湯柱が吹き出す穴があり、皆でそこに群がってシャッターチャンスを狙っていた。熱湯がバスンと音を立てて吹き出す瞬間は妙に気持ちのよい感じで、面白く、何度か見いった。日本だと確実に温泉卵が売っている環境だが、さすがに無かった。硫黄のにおいがあたり一面に立ちこめていた。

_DSC9143 _DSC9153 _DSC9169

その後、また別な滝や小さな教会などを訪れ、最後にレイキャビクの電力消費を支える地熱発電所をまわって、ツアー終了となった。このツアーはかなり充実した内容で素晴らしかった。景色が異次元すぎて、見た瞬間にポカンとなるものばかりだったので、特別な感想を述べられないが、素晴らしかった。

_DSC9200 _DSC9205

レイキャビク市内に戻り、市内で有名らしいホットドックスタンドへ。ビル・クリントンも食べに来たという逸話があるほどの店。ソースがやや甘いのと、サクサクするパン粉みたいなものが入っていて、確かに美味しかった。地味だが、今まで食べたホットドックの中で最も好きな味だった。

_DSC9225_DSC9222たたみかけるように、夕食へ移項し、Icelandic Fish&Chipsという店でFish&Chipsを食べる。アイスランドなので多分、魚の質が良かったのだろうが、舌が良くないのでイギリスの魚との違いがあまり分からなかった。ただ調理は非常によく、サクサクしていておいしかった。アイスランドに来てから割とおいしいものばかり食べれている気がした。
_DSC9231

夜はHarpaという近年、出来たコンサートホールに行く。今年度の欧州最優秀現代建築賞(ミース・ファン・デル・ローエ賞)を受賞したという建物で、ヘニング・ラーセン・アーキテクツと、美術家のオラファー・エリアソンの協業による設計。鱗のような外壁にホログラム箔のようなものが貼ってあって、チラチラときれいに光っていた。

_DSC9237_DSC9234 _DSC9215_DSC9243

せっかくなので、ちょうどやっていたクラシックのチケットを取り、館内の大きなホールでしばし音楽鑑賞した。何故か内装に、真っ赤にコーティングされた木材を使っており、強烈な感じがして美しかった。

_DSC9245 _DSC9248 _DSC9250コンサート終了後、極寒のなかをホテルまで歩いて帰った。夜のHarpaコンサートホールは、壁面に埋め込まれたLEDが点灯し、さらに良い感じに乱反射していた。